Fire TV Stickを買い替えるなら、「第二世代と第三世代では何が違うの?」「動画の再生速度は本当に変わる?」「安いほうを選んでも問題ない?」と迷う方も多いのではないでしょうか。
Fire TV Stickは、テレビのHDMI端子に接続するだけで、Prime VideoやYouTube、Netflix、TVerなどを楽しめるストリーミング端末です。見た目は似ていますが、第二世代から第三世代へ進化したことで、処理性能や操作性が向上しています。
この記事では、通常モデルのFire TV Stick第二世代と第三世代を対象に、性能・速度・画質・リモコン・対応機能の違いを比較します。4K対応モデルとの違いにも触れながら、自分に合う選び方をわかりやすく解説します。
Fire TV Stick第二世代と第三世代の基礎知識
Fire TV Stickはテレビを動画視聴端末に変える機器
Fire TV Stickは、本体をテレビのHDMI端子に接続し、Wi-Fiにつなげて使います。付属リモコンでアプリを起動したり、音声検索を利用したりできるため、テレビに動画配信機能が搭載されていない場合にも便利です。
たとえば、テレビのリモコンで入力切替を行い、Fire TV Stickの画面を表示すれば、動画配信サービスをまとめて利用できます。テレビを買い替えなくても、動画視聴環境を手軽に整えられる点が魅力です。
今回比較する第二世代と第三世代の位置づけ
第二世代と第三世代は、どちらも通常タイプのFire TV Stickです。最大解像度はフルHDで、4K映像を表示するためのモデルではありません。
4Kテレビを持っている場合は、Fire TV Stick 4Kシリーズの検討が必要です。一方、フルHDテレビで動画を見ることが中心なら、通常モデルでも十分に楽しめます。
Fire TV Stick第二世代と第三世代の違いを比較
| 比較項目 | 第二世代 | 第三世代 |
|---|---|---|
| 最大解像度 | フルHD | フルHD |
| メモリ | 1GB | 1GB |
| ストレージ | 8GB | 8GB |
| 処理性能 | 標準的 | 最大約50%向上 |
| Wi-Fi | デュアルバンド対応 | デュアルバンド対応 |
| HDR | 対応 | 対応 |
| 音声操作 | Alexa対応リモコン | Alexa対応リモコン |
第三世代は処理性能が最大約50%向上
もっとも大きな違いは、第三世代のプロセッサーが強化されていることです。公表情報では、第二世代と比べて最大約50%のパフォーマンス向上が案内されています。
この差は、動画の画質そのものよりも、メニュー操作やアプリの起動、検索結果の表示などで感じやすい傾向があります。第二世代ではボタンを押してから画面が切り替わるまで少し待つ場面でも、第三世代なら比較的スムーズに操作できます。
たとえば、Prime VideoからYouTubeへ移動する、作品を検索する、再生中に字幕設定を変更するといった操作では、第三世代のほうが待ち時間を短くしやすいでしょう。
動画の最大画質はどちらもフルHD
第二世代と第三世代はいずれも、最大1,920×1,080画素のフルHD出力に対応しています。そのため、第三世代に買い替えても、同じテレビで同じ動画を見るだけなら、解像度が4Kになるわけではありません。
ただし、HDR対応コンテンツでは、対応テレビと配信サービスの条件がそろえば、明るさや色の表現を向上させられます。映画やドラマの映像をより鮮やかに見たい場合は、テレビ側のHDR対応状況も確認しておきましょう。
ストレージ容量はどちらも8GB
アプリやシステムを保存するストレージ容量は、第二世代も第三世代も8GBです。ただし、8GBすべてを自由に使えるわけではなく、Fire TVのシステムが一部を使用します。
動画を本体に大量保存する機器ではないため、通常の使い方なら大きな問題はありません。しかし、動画配信サービスを5個、10個と追加すると空き容量が少なくなることがあります。使っていないアプリを削除するだけでも、動作の安定につながります。
速度や使い勝手はどれくらい違う?
アプリ起動や画面移動は第三世代が有利
第三世代はCPUとGPUが強化されているため、ホーム画面の移動やアプリ起動が軽快です。体感差はテレビの種類やWi-Fi環境によって変わりますが、毎日使うほど違いを感じやすくなります。
特に、家族で使う場合は差が出やすいでしょう。リモコン操作に慣れていない人が何度も戻るボタンを押したり、複数のアプリを切り替えたりすると、処理の速さが快適さに直結します。
動画の読み込み速度は通信環境にも左右される
第三世代だからといって、通信速度が必ず大幅に上がるわけではありません。動画が止まる、画質が低下する、再生開始まで時間がかかるといった問題は、Wi-Fiルーターとの距離や回線速度の影響も受けます。
Fire TV Stickをテレビの裏側に隠すと電波が弱くなることがあります。ルーターとテレビの距離が10m以上ある、壁を2枚以上挟んでいる、電子レンジなどの近くに置いている場合は、端末を買い替える前にWi-Fi環境を見直すのも効果的です。
リモコンは世代によってボタン構成が異なる
第三世代には、音声検索に対応したAlexa対応リモコンが付属します。リモコンのマイクボタンを押して「映画を探して」「YouTubeを開いて」と話しかけるだけで、文字入力の手間を減らせます。
また、販売時期やセット内容によっては、動画配信サービスのショートカットボタンが搭載されたリモコンが付属することもあります。第二世代を中古で購入する場合は、本体だけでなくリモコンの種類や電池の有無も確認しましょう。
なお、4K Max向けの新しいリモコンなど、特定のFire TV端末にしか対応しないリモコンもあります。別売りリモコンを購入するときは、対応機種を必ず確認してください。
第二世代と第三世代の共通機能
主要な動画配信サービスを利用できる
第二世代と第三世代のどちらでも、Prime Video、YouTube、Netflix、TVer、Disney+、U-NEXTなど、主要な動画配信サービスを利用できます。サービスによっては別途契約が必要ですが、Fire TV Stick本体だけで視聴料金が発生するわけではありません。
たとえば、Prime Videoを利用している家庭なら、テレビにアプリを追加するだけで映画やドラマを視聴できます。YouTubeは無料動画を中心に見る場合にも使いやすく、子ども向け動画や音楽再生にも活用できます。
Alexaによる音声検索が使える
対応リモコンのマイクボタンを押して作品名やジャンルを話すと、キーボード入力をせずに検索できます。「コメディ映画」「料理動画」「子ども向けアニメ」など、曖昧なキーワードでも検索可能です。
ただし、音声検索の結果は、利用中のアプリや作品の配信状況によって異なります。すべてのサービスを横断して完全に同じ結果が表示されるとは限らない点には注意しましょう。
Fire TV Stick第二世代と第三世代の選び方
価格を抑えたいなら第二世代
第二世代を安く購入できる場合は、コストを抑えたい方に向いています。フルHDテレビで、Prime VideoやYouTubeを中心に視聴するだけなら、基本的な機能は十分です。
ただし、中古品や長期保管品では、リモコンのボタン不良、電源ケーブルの欠品、発熱、動作の遅さなどが起きる可能性があります。数千円程度の価格差であれば、状態のよい第三世代を選ぶほうが安心できることもあります。
快適な操作感を重視するなら第三世代
アプリの起動や画面切り替えを少しでも快適にしたいなら、第三世代がおすすめです。第二世代から買い替える場合、画質の変化よりも操作レスポンスの向上を目的にすると、違いを理解しやすくなります。
家族で頻繁に使う、複数の動画配信サービスを利用する、検索や設定変更をよく行うという方ほど、第三世代の性能を活かしやすいでしょう。
4Kテレビを持っているなら4Kモデルも検討
4Kテレビを所有していて、4K対応作品を高画質で楽しみたい場合は、通常の第三世代ではなくFire TV Stick 4Kシリーズを選びましょう。通常モデルを購入すると、テレビが4K対応でも出力はフルHDまでです。
一方、テレビがフルHDの場合は4Kモデルの性能を十分に活かせない可能性があります。現在のテレビが1,920×1,080画素なら、第三世代を選ぶほうが費用とのバランスを取りやすいでしょう。
よくある質問
Fire TV Stick第二世代から第三世代へ買い替える価値はありますか?
操作の遅さが気になるなら、買い替える価値があります。第三世代は処理性能が向上しており、アプリ起動やメニュー移動が快適になりやすいです。ただし、最大画質はどちらもフルHDなので、映像の解像度を上げたい場合は4Kモデルを選ぶ必要があります。
第二世代でもNetflixやTVerは見られますか?
対応アプリをインストールすれば利用できます。ただし、サービスの仕様変更や端末のソフトウェア状況によって、表示や動作が変わる場合があります。アプリが正常に動かないときは、Fire TV本体とアプリを最新版に更新しましょう。
第三世代は4K映像に対応していますか?
通常のFire TV Stick第三世代は4K出力には対応していません。4K映像を視聴するには、Fire TV Stick 4K、Fire TV Stick 4K Maxなどの4K対応モデルが必要です。
Wi-Fiが遅い場合は第三世代にすれば改善しますか?
端末の処理性能によって操作感は改善する可能性がありますが、動画の読み込み速度はWi-Fi環境にも左右されます。ルーターの位置を変える、5GHz帯を利用する、テレビ周辺の障害物を減らすといった対策も試してみましょう。
第二世代と第三世代は同じテレビで使えますか?
テレビに空きHDMI端子があり、電源を確保できれば基本的に利用できます。Fire TV Stick本体はテレビのHDMI端子に接続し、付属の電源ケーブルと電源アダプターで給電します。テレビのUSB端子だけでは電力が不足することがあるため、安定性を重視するなら電源アダプターを使いましょう。
まとめ
Fire TV Stick第二世代と第三世代の大きな違いは、第三世代の処理性能が最大約50%向上している点です。どちらもフルHD出力、8GBストレージ、Alexa対応、主要な動画配信サービスに対応しています。
安さを最優先し、基本的な動画視聴ができればよいなら第二世代でも使えます。一方、アプリ起動や画面操作の速さを重視するなら、第三世代のほうが快適です。
4Kテレビで高画質を楽しみたい場合は、通常モデルではなく4K対応モデルを選びましょう。テレビの解像度、利用するサービス、購入価格、リモコンの状態を確認し、自分の視聴スタイルに合ったFire TV Stickを選んでください。
